Aid

DATE:2016.04.05

空気のように、煙草を吸う祖父。

特に春、この時期になると、軽トラックに乗ってやって来た。

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自然を、長年培った目と感で慈しみ、常に、裸足。

手拭いを腰からぶら下げる格好は、歳の功で、渋みがあった。

鼻が悪いから・・・と、沈丁花が咲くと嬉しそうに、

その強い香りを楽しんでいた祖母と一緒に、

ナニかが無い限り、いつもこの天下野に居た。

どんな理不尽な事があっても、二人が言い争う場面は、

見た記憶が無い。

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文化と文明は、相入れることはないという説も、判らなくもないけれど、

シンプルな者同士が、生み出し、本質を、促進し続けたら・・・どうだろう。

日々の積み重ねに、救いの手が差し伸べられて、時は今!!・・・と、

覚悟に、微笑み返す事が出来る。

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四年ぶりに、多く花芽を保ったまま、開花。

ちょうど、新しい許可証が届いた日。

寿命を全うしようとする姿・・・そのタイミング・・・様々な助力に、

古木の下で頭が上がらない。

嬉しくて。

だから、応えよう。

頑張って働けよ!!という声に。

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Take

DATE:2016.03.05

雛祭りに、また縁がない・・・と、

看病疲れの目をしながら、姉が呟いた。

インフルエンザにかかった子を想う、

母親7年目の顔だった。

甥っ子は今年、小学生。姪っ子も、ミカン色

ジャージ姿の園児に進む。

目尻のシワも、手のひらのタコも硬くなる・・・

湿布を手放せないのも・・・合点のゆく・・・

年数が経ったのだな・・・、

力強くなった春の陽を浴びながら、想う。

土、水、・・・蕎麦粉、小麦粉、天ぷら粉・・・

毎日、手を置いてきた。

この地の空気にも、触れてきた。

かけがえの無い人の命を、連れていって終われたり、

必要性が異なるが故の、喧嘩・・・自問自答・・・

繰り返してきた。

悔し涙も、無味な涙も・・・他・・

実は、傲(業)から出る、ただの水分でしかない事も、

学んできたように思う。

 

7年後か・・・。

 

また、ここで、営業許可、衛生管理の更新がしたいな。

やらねばならない数量が増えても、悪戦苦闘しながら

出来る!億万長者!!になって。

 

これまでとは、違った月日になるのは確かなこと。

 

尚更、動物味のある天下野の暮らしを、引き受けよう。

そして、人情味が講じる枝振りを、

そのまま・・・選んで・・・生かされたい。

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Prescription

DATE:2016.02.16

手を入れる。そこには、激動の、秋から冬があり、

回復と、休息の時期・・寒中・・立春がある。

目と、両手、そして鼻で、その確かな移ろいを喜び、

始まりを身体で認識する。

確かに、冷え、凍えた。雪も降った。

子供達は、まっさらに遊び、冷たさを感じない程夢中になった。

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平熱35・7の身に、38度は、目が眩む。

それでもその日で治すぐらい、天下野には、Dr.コトーがいて、

姉妹共々に、カルテに、全力!と書き、処方箋を出してくれる。

指示に徹底して、その病の時効を迎える。

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っあ!と、鶯の初音!!・・・?!あれ?

気持ちが先行したのか、空耳か。

今年は、既に、1ヶ月、なにもかにもがはやい気がする。

でも二十四節気だと、規定通りだから、

不思議・・・面白い。image

どんどん、出してゆこう!処方箋!!

重ねた分だけ集まった。

咲き続け、こぼれるまで。

嘘の無い、義の有る時間を。

地域へ、家族へ、心友へ、そして自身へ。

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Field

DATE:2016.01.04

継いでからの年月ぶん、当時の姉の歳に、近付いてきました。

私だけではなくて、近隣の方、事々みな、子供の成長と比例して、年相応に、様々な色が交ざったり、重くなったり…軽くなったり…しているように想います。

葉いちまいが、一枚づつ、色を変え、種類によっても異なる。自然体が、私達人間では醸し出せない色彩の中へ、誘い出してくれた秋……気味が悪い程暖かで、鎮静の雨が多かったですね。

師走を迎えても、所々に銀杏や、楓が鮮やかに残っていて、立地が違うおかげで、秋から冬へ変化する摂理を、きちんと、呼吸をしながら愛でられた気がします。

17年ぶり!!5年ぶり!となる要所要所の、補修実施を、9月から、じわりじわり進めていたのもあったので、一時の安らぎになりました。

夏門秋庭、寒の土。image

父と二人で、ものづくりをしてきた中で、一番、感慨深い、仕上がりになったと想います。まだ…、寒の入りまで…作業は残っていますが…。

経営を、店を、想うぐらい、素直な、娘としての付き合いや、三女、妹らしさを持った立ち振舞いが、家族と出来にくくなった分…、一所に居て、寝込まずにし続けてこれた、そのエネルギーの源は、一体何なのか…。

答が、今回の作業の中にありました。

得るものが、失うものが、ココにあり、

合わないものが、合間みえるのも、ココなら…ある。……と。

慈善事業では成り立たない営みをしています。世間一般の女性が選択する項目を、欄から外し、むしろ、最小限で、性別と向き合って、年がら年中、日々のサイクルが変わらない。

実地に、調和する。

パソコンは直せないにしても……出来るであろう可能性は、広くもって。

山の上にある小さな蕎麦屋。imagel

本年も宜しくお願い申し上げます。

Lost generation

DATE:2015.10.29

先月が、信じがたい程の晴天続き。

寒暖の差も激しくなり、月始めから、あれ?色づいてきた??・・・と、

急ぎ足でも、アクセルを踏む足だけは緩んだ・・・秋本番。

今年は、移ろいが早いですね。

夏の甲子園を観ていたと思ったら、か細い枝に、

どうにかしっかりぶらさがる、黒々とした小さな実と、

向き合うようになったのですから。

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日に、陽に、追いかけられてきたからか・・・、

なんの躊躇もなく散る木の葉が、一段と今年は、可憐に見える。

浪費し、取り損なう事に省みなくても、

途方にくれては無気力になり、

くたびれ過ぎて放心しても、

生み出せるかな・・・

一世代なりの芯を抱き続けていれば・・・

ゆるぎないものが。

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方向を見失ったら、立ち位置を変えて。

やり易い様に、負担にならない様に。

無駄だったと思うことからは、

何も生まれはしない。

時間がかかっても、失う事を恐れずに、

生み出してみよう。

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数えたら、頭が下がりっぱなしになる紅葉シーズン。

じっくり、納得のいく新蕎麦粉が仕上がるよう努め、

あと、ふたつき、どんなに激動でも丁寧に、

過ごしていきたいと思います。

機転から広がる景色は、

自分次第で無限に生み出されるものだと信じて。

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