Plus10

DATE:2013.09.30

「田の肥料は、流れないものなんだ。」と、そのおじいちゃんは教えてくれました。

段続きになっているし、水もじゅんぐり流しているから、いい塩梅に次へ次へと、
肥料も流れてくれるように思いがちだけれど、そうではないらしい。

一枚いちまい、田んぼごとのおだ掛けの数、長さの違いは、
見えないところのちょっとした点に
差があるものなんだな・・・と、得ることが出来ました。

同じような毎日、周期でも、10ぐらいの変化、出来事、収穫がある。

そして、プラス10ぐらいのところまでやっているか・・・という問いも、
毎日生まれては消え・・・の繰り返し。

私は、自給自足の生活をして暮らしたいと両親に言い、流れた時分がありました。

待っていた厳しさや、どうにもならない事への応えに
向き合う時、当時言われた事が冷酒のように後から、効いてくるものです。

けれど、そこにプラス・・・”面白味”が付きまとう・・・。
いくつになっても。

それは、一枚(一時)分の栄養は、一枚(一時)分だけなんだという事。

下に下に沈んでゆき、決して流れはしないんだという事などを、

幅広く教えて頂ける環境に包まれているからでしょう。

そして、一日一日を、10人以上ものオモイ支えがあって、送れている。

水も空気も、夜空の星の低さも、すっかり秋・・・10月。

「秋になると果物は、何も考えないで、実ことだけに集中する。」

そんな一説をほくそ笑みながら思い出し、
蕎麦刈りは・・・?!このあたりかな!?・・・・・・

暦を、新たにめくる事にします。

Wax

DATE:2013.09.19

あと 何回できるかな・・・。

辛どいと、筋肉も叫ぶのを止めるほど、一緒に 汗をかく事。

聞きたいであろう事や、気になっている事、沢山あるだろうし、
未来に向けて、明るい話題のひとつも話せたらいいのだが・・・それもせず・・・

同じ土の中を、動き回る事が。

出来るうちは、しよう。

代わりは、居ないから。

自分の家が真正面に見渡せる所に、田んぼがあります。

作業しながら、姪の泣き声が聞こえ、母が抱っこして、
庭から私達を眺めている光景は、今年を物語っていました。

しろと言われたら、出来なくなる事は多い。
仕事も、それこそ、結婚という制度にも、なかなか 向き合いずらくなる。

したいと想うから、出来る。
出来たりする。

タイミングも、もしかしたら、8割ぐらいは、自分の動きようで、
変化するものかもしれません。

空をよみ、必要最小限の農作物を育て、収穫する。

脱穀を全て終えたら、白い衣をまとって陽に輝く、蕎麦たちも待っている。

台風一過より、このところの寒暖の差は、目には見えないけれど、
自然な旨味となっている事だろう。

春夏秋冬、天下野で。
~あと何年後かの、十五夜 満月の日も~

Continue

DATE:2013.09.01

真っ暗なカーブの続く道を走る夢をみる。
子供の頃読んだ絵本では、長いトンネルだった様な・・・ゆめ。

4年目の夏も、終わり。

「だいぶ、涼しい。」と、33℃以上でも判り合えるのは、
共に歩んできた姉とだけ・・・有難い感覚。

初めて今年は、暦どうり、お盆休みを頂きました。

庭に落ちる葉が、粉々になっている処を見ては、休み中来てくださった方々へ、
お詫びを申し上げる次第です。

何が本当なのか分からない事が、ニュースとして流れる・・・その時間差、真実味。

震災から「まだ」、「もう」と、言葉や気持ち、括り方、捉え方、、様々な事が、
事実となり続けて、暮らしの中に、積み重なってゆきます。

変化を挙げる事も、何故かしない。
「変わった」事に、黙って応えようとする。

国民性なのかさえも、疑問に思えてきました・・・?!

それでも農の民として、みんな、何かしらの種を蒔く。
こぼれた処にも、ぞっくりと芽が並ぶ蕎麦の力強さに感嘆し、
見習いたいものだ・・・と、微笑む。

蕎麦の育つ勢いの前には、1年 家族皆が毎日食べる稲を刈り、
金色の「おだがけ」という田んぼのオブジェを作る。

「暮らしは、変わらない。」

8ヶ月が経ち、あっという間にやって来てくれた秋。

まだ、4ヶ月も残っている。

変わらない事を、とことん やってみよう・・・夢から覚めても。

Own

DATE:2013.08.08

夏休みに入って3週目の、立秋。

どこかにいっていたのか?!灼熱のお日様が、舞い戻って来ましたね。

やま百合の香りが、甘く漂っていたと思ったら、
稲穂の匂いへと移り変わり、残暑の到来。

涼しい風や虫の音に落ち着く夜更けになると、
不思議と…地元の子供達と、うどん作りをした日を懐かしみます。

粉合わせ、踏みねかせ、延ばし、切り、釜戸で茹であげるまで、
一緒に出来た夏休み初日を。

今まで、友達や兄妹、子供ならではの社会の中で培った、独自の感覚。
こう動こう!とする、独特の感性が、自然と身に付いていた……。
宿題は沢山あるだろうけれど、それと同じくらい、
たくさん、汗かきながら遊んでいるだろうか?元気に。

歳を重ねる毎に、
『あ~、そうだったよな』と思い出させてくれる物事や、感動は、
いつも日常に有ります。

だから、一瞬一時、どうしても忘れられない事や、
譲れない心意気や、地道さを棄てる事ができなかったりする。

ずっと祝ってきたから、今日は、誕生日だと想うと…祝う。
出来ないのであれば、それを認める。

タイミングは、止まる事はなく流れているから、噛み合う時は、必ず訪れる。
じっとりと湧き出る汗も、どっと流れ落ちる汗に変わるだろう。
気持ちよく。

Demand

DATE:2013.07.17

コントロール。

しているようで、されているぐらいが丁度いい。
肌で感じていたいから。

甥っ子が、天下野に来ては、主のような気合いに満ちて、
私達を いざなう~いつも~同じように。
彼は、皆がずっと、自分の傍に居てくれるものだという眼をして、
悪戯をしたり、何度も同じ遊びをしたりする。

汗だくで、動き回るから、さら~っと、何気なく、蕎麦汁だけを飲む。
蕎麦湯を入れて薄め、飲み直させようと父がすると、、、

『醤油!!』と、乞う。

なにが、必要か。
身体に、心に…。

無意識に
過ごしてきた感じのする半年の間に、
確実に、育まれている必要性の在り方を識る。

麦秋を経て、夏。

どんなに暑くても、寒期に一歩いっぽ、
進んでいる事だと思うと、愉しめる。

作付け10日。
梅雨明け10日。

10年越しのプロポーズも
また、晴れ晴れする…自分の事のように。

行きたい、居たいと想える場所は、家のようなもの。

空が高くなった期、大きくて、みごとに繋がった、鱗雲を見ながら……
住みたい者同士が集まって、集落となり、村となっていったように……

ここ天下野もしてゆきたい。

~夢物語と笑われても~

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